今回は呪術廻戦にて、「偽夏油」と通称で呼ばれていた謎の人物、「加茂倫憲について考察」していきます。
一体加茂倫憲とは何者なのか、なにが目的なのか考察いたします。
こちらでは少しずつ正体のわかってきた加茂倫憲について考察します。
【呪術廻戦】加茂憲倫の正体は!?
(芥見下々先生/呪術廻戦より)
こちらでは呪術廻戦、ストーリーの謎の人物「偽夏油」とよばれていた加茂憲倫について考察していきます。
「御三家の汚点」とまでいわれた加茂憲倫とはいったいどんな人物だったんでしょうか。
明かされる加茂憲倫の真の名「羂索」
(芥見下々先生/呪術廻戦より)
渋谷事変のさなか、姿を現した「天元」の口から、夏油傑の姿をした者の名が「羂索(けんじゃく)」だと明かされました。
したがって、今の「偽夏油」、そしてかつての「加茂憲倫」に宿っていた術師の正体が「羂索(けんじゃく)」だということです!
「羂索」という言葉、実は仏教用語で「人々の救済」を意味する言葉だそうです。
仏教では「羂索とは慈悲の索なり」という教えのもとに、羂索は慈悲(人をいつくしみ、苦しみを取り除くこと)の索(縄)であるとされます。
この言葉の意味と羂索の行動から推測するに、羂索の目的は人類の救済、とも考えられます。
そして、天元が羂索のことを「あの子」と呼んでいたということは、天元と羂索はお互い知り合いである可能性が高いようです。しかし、その詳細までは分かっていません。
加茂憲倫(羂索)の能力とは?
(芥見下々先生/呪術廻戦より)
宿っている加茂倫憲(羂索)の術式は、「脳の中身を入れ替えることで、肉体を乗っ取る」能力。
それによって、肉体を乗っ取った身体に刻まれた術式も使えるようになります!
”縛り”として、額に傷跡と縫い目が残る(公式ファンブックより)ため、それによって加茂倫憲が乗り移っているかどうかを判別が可能です。
作中の加茂憲倫や夏油の頭には縫い目があり、それが乗っ取られた印のようです。
現在偽夏油(羂索)が使える能力は?
1.呪霊操術
(芥見下々先生/呪術廻戦より)
羂索(けんじゃく)が夏油を乗っ取った最大の理由こそが、この「呪霊操術(じゅれいそうじゅつ)」です!
呪霊操術は降伏した呪霊を取り込んで使役する術式であり、階級で換算した場合、2級以上の差があれば無条件で取り込むことができる!
生前の夏油は特級術師であったので、2級以下の呪霊であれば、すぐに操ることができるのです!
(芥見下々先生/呪術廻戦より)
そして、現在の羂索(偽夏油)の強さは計り知れず、ほとんどの呪霊を使役し、その能力を使うことができるのではないでしょうか?
偽夏油の言葉からも、準1級以上もの呪霊を複数使役するのは容易であることは確実でしょう!
2.無為転変
(芥見下々先生/呪術廻戦より)
無為転変とは、真人が使っていた術式であり、掌で触れたものの形を自由に変形できるというものです。
仕組みとしては、肉体の形を変えているわけではなく、魂の形を変形させることで肉体を変形させているそう。
(肉体に魂が宿るのではなく、魂に体が肉付けされている)
そして、渋谷事変での虎杖&東堂との闘いで覚醒した真人を取り込むことで、なんと遠隔で無為転変を発動できるようになり、死滅回遊につながる!
呪術廻戦143話にて、最後のページにドンっとすごい内容が載っていましたね! その名も「死滅回游(しめつかいゆう)」 正直一目見た感想としては、「ちょっと何言ってるのかわからない」って感じでしたよね! そこで、今回は呪術回線[…]
【呪術廻戦】呪術師・加茂憲倫とは?
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(芥見下々先生/呪術廻戦より)
加茂憲倫(かものりとし)とは明治時代に生きていた呪術界御三家の名家・加茂家出身の呪術師です。
「史上最悪の呪術師」「御三家の汚点」とされていた加茂憲倫ですが、序盤では人物紹介はされていませんでした。
作中では既に亡くなっていたとされるキャラクターでしたが、後に衝撃の形で登場を果たします。
作中、加茂倫憲とはどんなキャラクターなのでしょうか。
加茂倫憲が「御三家の汚点」と言われる理由
(芥見下々先生/呪術廻戦より)
加茂憲倫は代々「御三家の汚点」と呼ばれ、御三家では忌み嫌われる存在となりました。
様々な理由がありますが、最大の理由が、特級呪物・呪胎九相図を生み出したことです。
呪胎九相図は、呪霊の子を妊娠する特異体質の女性に知的好奇心を抱いた加茂憲倫が、彼女の身体を使って”九度の懐妊”と”九度の堕胎”を繰り返して作り出したことを指して言います。
堕胎によって産まれてきた子は生命活動を行うことはありませんでしたが、その亡骸は現代まで残っており、”特級”に分類されるほどの呪力を有する危険な呪物として扱われ、呪術高専東京校にて厳重に保管されていました。
しかし、京都姉妹校交流会で呪霊・呪詛師が乱入した際に”1番から3番”が盗み出され、その後生きた人間の身体を憑代とし「脹相」「壊相」「血塗」が受肉することになるのです。
【呪術廻戦】羂索(加茂倫憲・偽夏油)の目的とは?
(芥見下々先生/呪術廻戦より)
真の目的は日本全土を対象とし人類全体の進化の強制
羂索のとろうとしている手段は「人類と天元の同化」です。
呪霊に近い存在となり天地そのものが自我となった天元と、日本に住む1億の人間を同化させ、「術師という枠すら超えた、そこにいてそこにいない新しい存在の形」にしようとしています。
その対象は日本限定とされていますが、同化した人の中の一人でも暴走すれば、日本中1億人以上の穢れが世界へと流れだし、全世界が現在の東京と同じように呪霊が支配する魔窟と化してしまいます。
しかし、それこそがの加茂倫憲(羂索)の目的といえるかもしれません。
宿儺を使役したい?
(芥見下々先生/呪術廻戦より)
羂索(偽夏油)のこの言葉から、虎杖悠仁の出生には羂索が関わっていることがほぼ確実になりました。
宿儺(すくな)の器である虎杖悠仁の出生に関わり、呪霊操術が使える夏油の体を乗っ取ったことから、宿儺を呪霊操術にて使役したいと考えていると思われます。
ただ、いくら羂索といえでも、宿儺の使役するのは不可能であるため、人間の虎杖悠仁を器として、無為転変&呪霊操術によって使役しようとしているのではないでしょうか?
(あくまで現時点での考察です)
【呪術廻戦】まとめ!
(芥見下々先生/呪術廻戦より)
加茂憲倫(羂索)は過去呪術界で名をはせ活躍した呪術師、御三家の名家・加茂家にて、歴史的に様々な呪術文化財を遺したとされています。
しかしその反面、自分自身の目的や欲の為ならば手段を択ばない人物であり、他人を目的のために犠牲にすることを何とも思っていない非道な存在です。
加茂憲倫は、過去、呪力や術式を持たない非術師に接触し、呪術師に仕立て上げる画策をしていたと思われます。
そして、その正体は千年以上前の術師・羂索。
自身が目的のために、天地と同化した術師・天元を利用しようとしています。
しかしその都度運命に導かれたがごとく「六眼」という特殊な才能を持つ術師によって計画を阻まれており、現代の六眼の術師である五条を封印せんとしたのもこれが理由です。
そして今、五条悟を封印し、術界上層部を動かし、自らの目的「死滅回游」を展開することによって、「呪術師」「非術師」の区別なしに世界を動かそうとしています、
今まで本編に全く登場のなかった、乙骨の登場、秤の今後登場してくるようで・・・今後の展開からますます目がはなせません。